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さて、昨日のクイズの答は、上野動物園でした。 ここでは多数の野鳥を見ることができ、なかでも人工飼育に成功したカワセミもいるらしいことをネットで知りました。 シンガポールのバードパークで味をしめたわたくしは、さっそく見に行ってきました。 まずは、”カワセミ編”です。
グーグル航空写真
上野動物園
園内の奥まったところにバードハウスがあります。 ちょっと分かり難いので入場口で案内図をもらっておきましょう。 2階建なのに建物内に階段がなく、別々の入り口になります。 1階にもカワセミはいますが、薄暗く撮影には不向きです。 でも飼育場所がかなり広いので自然な動きを観察すのにはいいかもしれません。
写真は2階のカワセミルームです。 天井から自然光が射し、明るいレンズならなんとか撮影可能。 飛んでいるカワセミを撮るには辛いかも。 前面ガラス張りで、下の部分が水槽になっています。 ここにカワセミの餌となる小魚が飼われているので、目前数十センチのところでカワセミダイビングを見ることができます。 わたくしが行ったときには、ちょうど水浴びダイブ中でした。
装着レンズは望遠。 最短距離が長すぎて、前面ガラスからかなり離れた位置からの撮影で、水しぶきがガラスに付着してAFが決まらない。 レンズの振り回しがカワセミのスピードに追いつかない。 何度かダイブしてくれたのに、うまく撮れませんでした。 わたくしの腕では無理なのか?
カワセミは右側の止まり木に移動して休息状態に入ったので、ようやく落ち着くことができました。 汗がダラダラ出ています。 ここに到着するや否やフルパワーでの撮影でした。
少し落ち着いたところで、カワセミルームを観察してみると、 カワセミの巣穴まであります。 そして奥の天井近くには、アカショウビンが隠れている! すごいわ~~
しばし、じっとしていたアカショウビン。 急に飛び上がったかと思うと、カワセミが止まっている枝に強行着陸。 あわてて飛び去るカワセミ。 決定的瞬間でした。 ヤマセミとカワセミが同じ枝に止まっている写真は見たことがあるけれど、アカショウビンとのツーショットなんて存在するの? あっけにとられてシャッター押せなかった、残念無念。
反対側の枝に移動したカワセミは水槽を覗き込んでいます。 またもやチャンス到来。 相当長時間獲物を狙っていて、三脚も一脚も持たない身には辛かったけれど、前面ガラスからかなり離れた位置でレンズを構えたまま耐えていました。 で 撮れたのが昨日の写真です。 残念ながら 水中捕獲のシーンは何が写っているか分からないほどボケボケでした。
今回限られた時間だったので、これ以上の撮影は無理でした。 たとえ現在の腕前と機材では、時間があったとしても撮れなかったでしょう。 でも ガラス張りの水槽にカワセミがダイブする舞台があるのですから、いつかは決定的瞬間を押えたいものです。
カワセミルームには、 他にアカエリヒレアシシギとヒメクイナの同居人がいます。 今回、アカエリヒレアシシギだけ確認できました。
バードハウス前のケージには、ワライカワセミもいました。 短時間にカワセミ3種を見ることができるここは、まさに知られざるバーダー楽園なのです。
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