お気楽バーダー -> コヨシキリ/オオヨシキリ

コヨシキリ(Black-browed Reed Warbler)
オオヨシキリ(Oriental Great Reed Warbler)

2006年05月14日作成
スズメ目/ウグイス科、全長コヨシキリ:14Cm、オオヨシキリ:18Cm。
夏鳥で、草原、湿原、川原で生息。 オオヨシキリは海岸や川岸のアシ原に行くと、大きな声でさえずっていて、砂原・草原で鳴くヒバリとの大合唱です。 コヨシキリはオオヨシキリに比べ、さえずりにも特徴がなく見つけ難いかも。 同じ科目の ウグイス とは、オオヨシキリの場合、頭のフサフサの有無で、コヨシキリとはより茶色っぽい背中の色で見分けられます。 それより何より、鳴き声を聴けば、間違うことはないでしょう。
英名は、コヨシキリは Black-browed Reed Warbler = まゆの濃いヨシにいるムシクイ、オオヨシキリ は Oriental Great Reed Warbler = ヨシにいる東洋の大きなムシクイ。 英語では、ひねりがなく見たままの名称になっています。 それもそのはず、英語圏の国にはいないのです
世界分布図では、日本、朝鮮半島、中国沿岸地域、東南アジアに生息し、オオヨシキリはインドネシアが含まれる分広域です。 日本名のヨシキリにはどういう意味があるのでしょうか?

両者とも、地味な色で撮影意欲がわかないかもしれませんが、くちばしを大きく開けてさえずる姿は素敵ですし、いつも低い場所にいますので、背景を工夫すればいい写真が撮れます。 わたくしは好きです。

(写真は上がヨシキリ、下がオオヨシキリ)

本ページ掲載の写真、
いずれも、2004年初夏 仙台 蒲生海岸近く

ヨシキリ、下くちばしが黄色い。口内も黄色。
オオヨシキリ、下くちばしはピンク、口内も同色
オオヨシキリは、ヨシからヨシに移動、水平飛行なので飛び物撮影は比較的簡単かも。
左:コヨシキリ、右:オオヨシキリ
オオヨシキリは、あまり木に止まらないという話を聞いたことがありますが、これは木の枝から大声でさえずっていました。

右上と右の写真は、一時使っていた ロシア製ミラーレンズ(MC RUBINAR MACRO 500mm/f5.6)で撮りました。 価格のわりには、明るいレンズで写りも悪くなかったのですが、レンズが太く、手の小さいわたくしにはとてもじゃないがピントリングが回せなかった。 確か値段は現在価格より1万円くらい安かったようだけれど。

戻る  Top