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ウグイス(Japanese Bush Warbler)

2006年5月12日作成
スズメ目/ウグイス科、全長14〜16Cm。
留鳥で、その鳴き声で春〜初夏の鳥と思われていますが、1年を通じて低山の笹薮など住んでいます。 秋〜冬はさえずらないのでその存在に気がつきません。

世界分布図で、生息地は日本および朝鮮半島、中国の一部に限られてます。 Japanese Bush Warbler、直訳で”日本の藪にいるムシクイ”。日本では知らない人がいないくらい有名で、”ホー ホケキョ”は春の知らせでもあります。

それほどみんなが知っているのに、その姿を見た人は以外に少ないようです。 よく言われているように、ウグイス色はメジロの色、梅に来るのもメジロ。 メジロは小枝に止まるので、目に入りやすいですが、ウグイスは、藪の中に居る時間が長いのです。 だから声はすれども姿は見えず です。

お気楽バーダーが、ルリビタキを待ち続けてブラインドにこもった2日間、ウグイスは何度もそばに来てくれました。 来てくれれば撮っちゃいます。 山のようなウグイス写真の中から選んで掲載しました。 この機会に、ぜひ ウグイスの晴れ姿を見てやってください。 だって 声はあれほど有名なのに、よりによってメジロ何ぞに間違えられるなんて、かわいそう過ぎます。

最後に、右の写真はもっともウグイスらしくない写真です。 鳥見に行って、この写真1枚だけを撮って帰ったら名前を調べるとき、首をかしげるかも知れません。
同じ鳥でもできるだけたくさんの枚数を撮りましょう。

(*)こちらのウグイスは、コウライウグイス科で全長26Cmと倍くらい。 声が似ているのでウグイスになったそうだけれど、別物です。


ブラインドの目前は、小さな流れ。 飛んでくるというより、ピョンピョン はねてくる感じ。
主食は、クモなどの昆虫です。 ウグイス餅は食べません。
”ベストの写真はどぉ〜れ?”と問われれば、迷わず次の写真を選びます。
早春の木漏れ日が水面に反射して、ウグイスを照らしている。 水を飲んだウグイスは、すぐにもさえずり始めそう。 好きなんです、この写真。

ほんとうは、ウグイスを照らしているのではなく、手前の小枝(ボケている)のいたずらだと思いますが....

次はミクロの世界です。